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法人概要

  社会福祉法人袋中園は、昭和52年4月に宗教法人浄土宗が創立の母体となって開設されました。
何故、浄土宗が沖縄に、このような社会福祉法人を創立しようとしたのか、又、何故、袋中園というネーミングをしたのかは、「浄土宗の教えと社会福祉」「袋中上人と袋中園」の欄をご参照下さい。
  現在、袋中園では【乳児院 吉水寮】【障害児入所施設 そよかぜ寮】【児童養護施設 青雲寮・地域小規模児童養護施設 さらな・つきかげ・ともいき】【障害者支援施設 おおぞら寮】【障害児童通所支援事業所 和順】を設置経営しています。
  袋中園創立時のマスタープランでは、児童福祉施設を網羅的に設立し、児童福祉の総合施設にしようと計画しました。しかし、その後の社会情勢の推移、施設機能に対する社会的ニーズの変化、制度上の問題に対応するため、マスタープランに修正を加えてきました。
  袋中園の外形は、それなりに変貌をとげましたが、袋中園の掲げる理念については、変わっていません。必ずしも理想通りにいっていませんが、理念は次の通りです。
                        ・浄土宗の教えをバックボーンに 
                        ・コミュニティケア  
                        ・ノーマライゼーション
                        ・利用者のニーズをベースに

  袋中園では、利用者の皆さんに、良いサービスを提供するために、マンパワーを含む、良い環境づくりに努力しています。
  創立母体の浄土宗からは、精一杯の援助を約束されていますが、有縁の皆様方にもさまざまな形でのご協力、ご支援を懇請いたします。

沿革

昭和51年6月
社会福祉法人袋中園設立認可
昭和52年4月
乳児院吉水寮(定員30名)
障害児入所施設そよかぜ寮(定員30名)開設
昭和54年4月
児童養護施設青雲寮(定員30名)開設
昭和57年6月
清水基金助成施設作業棟竣工
平成2年4月
乳児院吉水寮定員変更(定員20名)
平成2年5月
障害者支援施設おおぞら寮(定員30名)開設
平成6年2月
平和の鐘及び鐘楼竣工(浄土宗青年会寄贈)
平成7年12月
事務所増築
平成10年12月
丸紅基金助成施設おおぞら寮鉄骨ハウス竣工
平成12年3月
共同募金配分金施設おおぞら寮作業棟竣工
平成15年6月
障害福祉サービス事業そよかぜ寮・おおぞら寮事業開始
平成15年10月
青雲寮多目的棟竣工
平成16年8月
そよかぜ寮多目的棟竣工
平成16年10月
地域小規模児童養護施設つきかげ(定員6名)開設
平成17年10月
乳児院吉水寮グループホームかるな(定員4名)開設
児童養護施設青雲寮グループホームさらな(定員6名)開設
平成19年4月
社会福祉法人袋中園創立30周年記念
平成20年4月
地域小規模児童養護施設つきかげ(定員6名)新築移転
平成23年11月
吉水寮・そよかぜ寮・おおぞら寮スプリンクラー設置
平成24年3月
駐車場整備
平成25年3月
吉水寮事務室増築
平成25年12月
相談支援事業和順開設・障害児相談支援事業和順事業開始
平成26年4月
障害児通所支援事業所和順開設
(児童発達支援2名・放課後等デイサービス8名)
平成27年4月
児童養護施設青雲寮定員変更(定員24名)
平成27年4月
地域小規模児童養護施設ともいき(定員6名)開設
平成31年4月
乳児院吉水寮フォスタリング事業実施
令和3年5月
地域小規模グループホームさらな(定員6名)開設
※開設に伴い児童養護施設青雲寮グループケアさらなは閉鎖

浄土宗の教えと社会福祉

  浄土宗の元祖は法然上人(1133〜1212)です。法然上人は、現在の岡山県に生まれられ、長い修行の後、43歳(1175)の時に浄土宗をお開きになりました。
  浄土宗の教えは、阿弥陀仏を信じ、「南無阿弥陀仏」と念仏を称えることによって、どんな罪も苦しみも消え、明るい安らかな毎日を送ることができるとともに、そのままの姿で立派な人間へと向上して浄土に生まれることを教えています。
  これを現代的に解釈すれば、浄土は「理想的福祉社会」のことであり、浄土をおつくりになった阿弥陀仏は「理想的福祉社会」を実現した力の象徴と、いうことになります。したがって、念仏するということは、福祉実現のための社会的活動を、実践することを意味します。このように浄土宗の教えと、福祉の思想とは深くかかわっています。浄土宗が社会福祉活動に力を入れる所以です。浄土宗は、ずっと社会事業宗とよばれてきました。

袋中上人と袋中園

  袋中上人(1552〜1638)は浄土宗の僧侶です。上人が52歳(1603)の時、沖縄県に渡られ、3年間滞在されました。念仏信仰のかたまりの上人は、沖縄に念仏をひろめられます。
「琉球國由来記」には、「始テ那覇人民ニ伝ウ 是念仏ノ始也」とでていますし、「球陽」には「之ヲ那覇人民ニ教ウ(中略)本國念仏 此レ自リ始ル」と書いてあります。又、時の尚寧王、執政儀間真常公の帰依を得て、産業の振興、民衆の教育、そして現在に伝わるエイサーにも力をそそがれました。
  袋中園は、沖縄の人々とともに生きられた袋中上人をしたい、袋中上人によって結ばれた沖縄と浄土宗の深い因縁に触発されて、地域の人々の中に、生きた念仏=福祉を実践する施設として開設されています。

組織図

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