

Point1 社会的養護とは
さまざまな理由により、実親の元で生活できない子どもがいます。こうした子どもに、社会が責任をもって生活の場を用意し、その育ちを保障し、自立できるように支援し、養育するしくみを「社会的養護」といいます。社会的養護は、養育する場所や養育者の違いによって「施設養護」と「家庭養護」に分けられます。

Point2
里親制度について
里親制度は、社会的養護のしくみの中で「家庭養護」のひとつとして重要な役割を担っています。里親制度は、家庭で暮らすことのできない子どもを自らの家庭(里親家庭)に迎え入れ、豊かな愛情と正しい理解をもって養育する、子どもの権利を保障するための制度です。


Point3
沖縄県の現状
現在、沖縄県には約 480 人の社会的養護を必要とする子どもがいます。そのうちの約 6 割強が乳児院や児童養護施設等の児童福祉施設、4 割弱が里親家庭やファミリーホームで暮らしています。
Point4
里親の種類
里親には、次の4つの種類があります。


養育が必要とされる子どもを、一定期間、家庭に迎え入れて養育する里親です。
委託される子どもの年齢は、0 歳から18 歳まで様々です。子どもが委託される期間も、実親や親族の状況等によって短期間の場合もあれば長期間に至る場合もあり、それぞれ異なります。


専門的なケアを必要とする子どもを養育する里親です。
専門里親になるためには、一定の要件を満たし、所定の研修を受ける必要があります。


両親等が死亡、行方不明、長期入院等により子どもを養育できない場合に、扶養義務のある親族が子どもを養育する里親です。
おじ、おば等、扶養義務のない親族は、養育里親として子どもを養育することができます。


養子縁組を希望する里親が養子縁組の必要な子どもを養育します。
養子縁組が成立するまでの期間、里親として子どもを養育します。養子縁組が成立すると、里親ではなく養親となります。
里親になるために特別な資格は必要ありませんが、里親の4 つの種類に応じて、必要な要件や研修内容は異なります。
・里親制度の詳細は下記のホームページ等でもご覧になれます。
▶「里親制度等について」(こども家庭庁HP)
https://www.cfa.go.jp/policies/shakaiteki-yougo/satooya-seido/
▶広げよう「里親の輪」里親制度を知る(朝日新聞GLOBE+HP)
https://www.cfa.go.jp/policies/shakaiteki-yougo/satooya-seido/
Point5
里親の種類
里親手当の他に養育に必要な生活費や医療費、教育費等が支給されます
